責任者挨拶

 

 早稲田大学混声合唱団(早混)は、団員数約60名の学内最大規模の学生混声合唱団です。今年で創立76周年を迎えます。コロナ禍の影響を受けていたイベント等も昨年は全て復活させることができ、以前の日常を取り戻すことができたと感じております。

 2023年度は、3月に春合宿、4月にスプリングコンサート、5月に新歓合宿、6月には東京六大学混声合唱連盟定期演奏会や同志社学生混声合唱団C.C.D.との交歓演奏会、9月に夏合宿、そして12月には定期演奏会など、新型コロナウイルス感染症の影響により行われていなかったイベントも含め全てのイベントを無事開催することができました。このように活動し続けることができるのは、ひとえに変わらず私たち早混を応援してくださる先生方、OB・OGの皆様、団員のご家族の皆様、そして私たちの音楽を聴いてくださる皆様のおかげにほかなりません。この場を借りて厚く御礼申し上げます。また、第68回定期演奏会の開催にあたってはOB・OGの皆様に多額のご支援を賜りました。こちらについても、重ねて御礼申し上げます。

 このようにコロナ禍以前を取り戻しつつある早混ですが、これまで長年専任指揮者を務めてくださっていた八尋和美先生との専任指揮者契約を昨年度をもって終了する運びとなりました。これは八尋先生ご本人の意思によるものであり、会長の縣公一朗先生とも協議の上、我々としても非常に心苦しくはありますがこの決断とすることとなりました。今後、八尋先生には「名誉指揮者」として、早混の行く末を見守っていただくことが我々の願いです。

 我々は、今年度専任指揮者を置かずに客演指揮者をお呼びし演奏会に臨む決断をいたしました。ただし、この決断は決して後ろ向きの決断ではなく、前向きな決断です。コロナ禍を経て、早混に限らず社会の様々な面で変化が生じました。そんな変化が激しい現代に合わせるように、指揮者を含め様々な面で我々も変化をする必要があり 、今年度はそんな早混の第一歩となる年であると考えています。OBOGの皆様には変わらぬご指導、ご声援の程をどうぞ宜しくお願いいたします。

さて、ここからは2024年度の演奏会の紹介をさせていただきます。5月4日に東京芸術劇場にて東京六大学混声合唱連盟定期演奏会、6月29日に国立オリンピック記念青少年総合センターにて同志社学生混声合唱団C.C.D.との交歓演奏会、そして12月28日にはウェスタ川越にて定期演奏会の開催を予定しております。コロナ禍から脱しつつある早混ですが、まだまだ至らぬ点もあるとは思います。しかし、長く続いてきた早混の歴史と伝統を絶やさぬよう、歩みを止めず、弛まぬ努力を続けてまいります。

 今年度入学の新入生を迎えることで、早混においてコロナ禍によるイベントの中止を経験したことがない団員が半数になります。少しずつコロナ禍前の日常を取り戻していると年々感じる一方で、専任指揮者など大きく変化していることも強く感じています。しかし、引き続き早混として活動していく中で、一人でも多くの方々に、自由に歌う喜びや音楽を作り上げていくという楽しさを届けられるように励んでいきたいと思います。

 皆様におかれましては、変わらぬご指導、ご声援の程をどうぞ宜しくお願いいたします。

早稲田大学混声合唱団 第75代責任者 望月 颯介

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