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責任者挨拶

 

 早稲田大学混声合唱団(早混)は、団員数が70名を超える学内最大規模の学生混声合唱団です。今年で創立77周年を迎えます。“コロナ禍明け”の活動にも随分と慣れ、かつての活動を復活させるところから、今の私たちなりに創意工夫を凝らしそれを楽しむフェーズにきていると感じております。

 2024年度は、3月に春合宿、4月にスプリングコンサート、5月に東京六大学混声合唱連盟定期演奏会や新歓合宿、6月には同志社学生混声合唱団C.C.D.との交歓演奏会、9月に夏合宿、そして12月には定期演奏会などのイベントを全て無事に開催することができましたほか、外部からの演奏依頼にも可能な限り出演いたしました。C.C.D.交歓演奏会や定期演奏会では各自が最大限の暗譜努力を行い、積極的な表現にトライできたと感じております。定期演奏会では柳嶋耕太先生を客演指揮者にお呼びし、Bachのクリスマス・オラトリオを

抜粋で演奏いたしましたが、その際本格的な古楽器オーケストラとの共演が叶うなど、団としても新鮮な経験をさせていただきました。もちろん技術面運営面共に反省点はあるものの、全体を通して大きな前進をみせた年であったと言って良いでしょう。このように活動し続けることができるのは、ひとえに変わらず私たち早混を応援してくださる先生方、OB・OGの皆様、団員のご家族の皆様、そして私たちの音楽を聴いてくださる皆様のおかげにほかなりません。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 さて昨年の定期演奏会にて発表いたしました通り、2025年度からは新たな専任指揮者として柳嶋耕太先生をお迎えいたします。2023年度をもってそれまで半世紀以上に亘って我々のご指導にあたっていただいていた八尋和美先生との専任指揮者契約を終了とし(八尋和美先生は現在弊団の名誉指揮者として我々の活動を見守りいただいております)、2024年度は専任指揮者を置かず客演指揮者をお呼びして演奏会を行っていました。そして満を持して2024年の夏合宿にて新専任指揮者就任の依頼をいたしました。当初の返答は保留でございましたが、練習を重ねるなかで快諾をいただき、本年度より正式に専任指揮者に就任いただくこととなりました。

柳嶋先生は早混を卒団したプロの合唱指揮者です。卒団後ドイツの音楽大学指揮科で学ばれ、現在は多数のプロ・アマチュア合唱団を率いる新進気鋭の合唱指揮者であられます。また学生合唱団という、絶えず構成員が入れ替わる“異質な”団体そのものへのアプローチにも絶大な安心感がございます。今後も先生の熱いご指導に食らいつき、音楽の高みを目指すのみです。そして、2023年下半期から20224年上半期にかけてお世話になった江上孝則先生への感謝も忘れてはなりません。基礎的なところから私たちを大きく引き上げてくださいました。ここ数年の様々な変化のなかで、私たちは本来であれば味わえなかったはずの貴重な経験をさせていただきました。今年度も謙虚に前向きに、精一杯活動して参ります。

さて、ここからは2025年度の演奏会の紹介をさせていただきます。4月6日に早稲田奉仕園スコットホールにてスプリングコンサート(これを読んでいる新入生のみなさん、ぜひぜひお越しください。新歓情報も要チェックです!)、5月10日に府中の森芸術劇場にて東京六大学混声合唱連盟定期演奏会、6月22日に豊中市立文化芸術センターにて同志社学生混声合唱団C.C.D.との交歓演奏会、そして12月22日には東京文化会館にて定期演奏会の開催を予定しております。各演奏会情報は本ホームページや、各種SNSにて更新いたしております。ご覧ください。

 時代の移り変わり、特に専任指揮者交代などの変化のなかで、早混という団体も変化するところは変化し、しかし一方で伝統として残るものは残り続けることでしょう。常に音楽への挑戦を続け、常にワンポイントの遊び心を忘れず、今年度も1人でも多くの方に歌うことの自由さと喜びをお届けできるよう精進いたします。

 皆様におかれましては、変わらぬご指導、ご声援の程をどうぞ宜しくお願いいたします。

早稲田大学混声合唱団 第76代責任者 丹下 大輝

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